インタビューシリーズ第2弾は、舘林正也理事の登場です。日本でもよく知られるようになった、英国のチェルシーフラワーショウ。2016年も5月24日から5日間開催されました。華やかなショウの舞台裏から、ガーデナー目線のトレンドレポート、他では聞けない裏話まで、こっそり聞いてみませんか? |
► 舘林 正也(たてばやし まさや) 10年間の銀行勤務後、園芸に目覚め渡英。英国北東部の園芸学校で基礎を学び、ケンブリッジ大学植物園、王立植物園キューガーデンなど7年間にわたり研鑽をつむ。キューディプロマ修了。帰国後はフリーランスの園芸コンサルタントとして園芸の愉しさ、植物の素晴らしさを広めるべく活動中。英国王立園芸協会(RHS)主催のチェルシーフラワーショウは、プレスデイに入場し最旬トレンドを体感している。 |
JGN事務局スタッフ(以下JGNで表記):
昨年に続いて、今年(2016年)もチェルシーフラワーショウ見学にいらしたんですね?
舘林:
ええ。10日間の英国出張中、公開前のプレスデイに入場してきました。チェルシーフラワーショウだけで700枚くらい写真を撮りましたよ。
JGN:
やっぱり、チェルシーは特別なフラワーショウです。
舘林:
日本国内でも、気軽に楽しめるフラワーショウがありますが、やはりチェルシーフラワーショウは世界中のガーデナーの憧れです。その年のガーデニング・トレンドを左右すると言っても過言ではありません。始まって以来、100年を越える歴史もありますし。
JGN:
日本人ガーデン・デザイナーの出展で、最近は日本でも知られるようになりました。
舘林:
そうですね。ところで、「ガーデン部門でゴールドメダル!」なんてニュースに出ますけど、ゴールドとかシルバーとかってどういうしくみで授与されるかご存知ですか?
JGN:
オリンピックのメダルと同じようなものかと思っていたんですが。
舘林:
う~ん。ちょっと違うんです。アウォード(賞)は・・・・