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► 髙﨑 康隆(たかさき やすたか)![]() 高崎設計室代表取締役 石組師 京都造形芸術大学講師 |
JGN事務局スタッフ(以下JGNで表記):
以前から、髙﨑さんと石の出会いについて、お話を伺いたいと思っていたんです。ようやく機会に恵まれました。
髙﨑:
とりとめのない話になるかも知れませんが、本には書いていないようなこともしゃべりますよ。
JGN:
楽しみです。さて、最初に石に興味をお持ちになったのは、何がきっかけだったのですか?
髙﨑:
小学生の頃から興味があって、当時住んでいた渋谷区から、多摩川まで石を採りに行っていました。今日持ってきたのも、たぶん多摩川で採ってきたものだと思うのですが、いつから持っているのか、正確には覚えていないです。どうぞ触ってみてください。
JGN:
子供の頃、同じように海辺や川原で小石を拾った記憶があります。もう手元にはないのですが。
髙﨑:
私の場合も、小さな石から始まりました。拾ってきては触れて、眺めて、楽しいなあ、どこから見るのがカッコイイのか、どこを頭にしようなんて考えながら。そして、これが水石(すいせき)という趣味だと知ったのです。
JGN:
スイセキ??水と石、ですか?
髙﨑:
そう、水石の書籍に出会って、さらに石にはまりました。石に合わせて台も作るんですよ。水盤を使う場合もあります。