前々夜440夜ではチャイナ・ローズがヨーロッパへもたらされた経緯を、前夜441夜ではティー・ローズへの流れを調べてみました。
チャイナ・ローズがヨーロッパへもたらされると、その頻繁に返り咲く性質が高く評価され育種熱が盛り上がりました。しかしその”熱”はやがて返り咲きする大輪花の育種へ傾注してゆきハイブリッド・パーペチュアル(HP)の隆盛へとなってゆきました。
チャイナ・ローズの魅力はけして失われたわけではありませんが、チャイナ育種熱は短い期間の小さなブームに終わったと言っていいのではないでしょうか。
美しいチャイナ・ローズを数多く生み出したラッフェイ(Jean Laffay)もやがて大輪花の育種に傾注するようになり、後にHPの生みの親と称賛されることになりました。
今に残る美しいチャイナ・ローズを「庭を飾る妖精たち」と題して紹介したいと思います。
キング・ジョージ4世(Rivers’ George IV)- 1817年
5cmから7cm径、比較的こじんまりした丸弁咲きとなる花形。
華やかというよりは渋みのあるダーク・レッドの花色、花芯は色抜けして、薄い色合いになります。
120cmから150cm高さ、色濃い細い葉色、細い枝ぶりという、チャイナ・ローズに典型的な樹形となります。
ブルボンの来歴を記した著作『アマチュアのためのバラ・ガイド(Rose Amateur’s Guide)』でも知られている英国の園芸家トーマス・リヴァース(Thomas Rivers)が1817年ころ育種したと言われています。
返り咲きしない性質からダマスク・ローズとチャイナ・ローズの交配により生み出されたという説もありますが、リヴァース自身が著作『アマチュアのための…』のなかで次のように解説しています。
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田中 敏夫 | |
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