田中敏夫- ggrosarian「バラ咲く庭の物語」より
18世紀末ころ、中国、インドなどからヨーロッパへ持ち帰られたチャイナ・ローズは、頻繁な返り咲き性と鮮やかな赤という新たな花色を庭植えバラにもたらしました。18世紀中ころになると、古くからの品種とチャイナ・ローズとの交配によりノワゼット、ブルボンなど新たなクラスが生みだされ、さらに返り咲きする大輪花、ハイブリッド・パーペチュアルという新しいクラスへと発展してゆきました。
こうした新たな潮流はモス・ローズの育種にも強い影響をおよぼし、大輪のモス・ローズが数多く生み出されるようになりました。こうした大輪化の流れに常にHPがかかわったというわけではないのですが、当時隆盛だったHPに似た花形のモスをHP(ハイブリッド・パーペチュアル)系と名付けることにします。
サレ(Salet)- 1854年
大輪、カップ型・ロゼッタ咲きとなる花形、数輪の房咲きとなります。
花色はストロング・ピンク。鮮やかで強めです。花芯は濃く、外輪は淡く色抜けして、全体としてはグラデーションとなり非常に印象的です。
明るい、整ったたまご型のつや消し葉。細く鋭いトゲがつぼみや枝に密生しています。柔らかで横広がりする枝ぶり中型のシュラブとなります。
1854年、フランスのフランソワ・ラシャルム(François Lacharme)により育種・公表されました。
あまり頻繁ではありませんが、秋に返り咲きする性質を有する、”パーペチュアル・モス”のひとつです。
メルキオル・サレ(Melchior Salet)とも。
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