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424夜 オランダ・ベルギー由来の古ガリカ

ガリカ(Gallica)にクラス分けされている品種をチェックするとき、よく参照するのはジョワイオ教授(Francois Joyaux)の『ラ・ロズ・ド・フランス(La Rose de France)』です。この300ページに及ぶ著作は、バラの栽培方法などの記述もない(!)品種について詳細な解説に終始したこだわりいっぱいの書物です。しかもガリカ(=”フランスのバラ”)だけを扱っているという徹底ぶりで、現在これ以上の”ガリカ解説書”はないと思います。(ジョワイオ教授は現代中国史の研究家であり、『中国の外交』という現代中国史入門書の翻訳もあります。長い間中国史研究家のジョワイオ氏とバラ研究家のジョワイオ氏は同姓同名の別人かと思っていましたが、同一人物だと知りました)
ジョワイオ教授は、”フランスのバラ”といっても、実際には18世紀前半までは、薬用としてガリカ・オフィキナリス(アポシカリー・ローズ=薬剤師のバラ)ばかりが広く栽培されているに過ぎなかったと述べています。そして庭園を飾る園芸植物としてのガリカの古い由来について非常に興味深い解説をしています。

田中敏夫- ggrosarian「バラ咲く庭の物語」より
ガリカ(Gallica)にクラス分けされている品種をチェックするとき、よく参照するのはジョワイオ教授(Francois Joyaux)の『ラ・ロズ・ド・フランス(La Rose de France)』です。この300ページに及ぶ著作は、バラの栽培方法などの記述もない(!)品種について詳細な解説に終始したこだわりいっぱいの書物です。しかもガリカ(=”フランスのバラ”)だけを扱っているという徹底ぶりで、現在これ以上の”ガリカ解説書”はないと思います。(ジョワイオ教授は現代中国史の研究家であり、『中国の外交』という現代中国史入門書の翻訳もあります。長い間中国史研究家のジョワイオ氏とバラ研究家のジョワイオ氏は同姓同名の別人かと思っていましたが、同一人物だと知りました)
ジョワイオ教授は、”フランスのバラ”といっても、実際には18世紀前半までは、薬用としてガリカ・オフィキナリス(アポシカリー・ローズ=薬剤師のバラ)ばかりが広く栽培されているに過ぎなかったと述べています。そして庭園を飾る園芸植物としてのガリカの古い由来について非常に興味深い解説をしています。

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