田中敏夫- ggrosarian「バラ咲く庭の物語」より
Rosa Mundiロサ・ムンディ(Rosa Mundi)- 1581年以前
ストライプとなるガリカとして最初に思い浮かぶのはこのロサ・ムンディです。
アポシカリー・ローズとともに原種として分類されることもあるほど、古くから知られた品種ですが、花色以外はアポシカリー・ローズとよく似ていることから枝変わり種と見なされています。
ロサ・ガリカ・ヴェリシコロール(R. Gallica Versicolor:”絞り咲きガリカ”)という別称で呼ばれることも多い品種です。
命名はイングランドの王ヘンリー2世(治世1133-1189)の愛人であったロザムンド・クリフォード(Rosamund Clifford:1150-1176)に由来するという説がもっともよく知られています。絵画などの題材とされる魅惑的な物語です。
12世紀、フランス南部(現在のボルドーなど)のアキテーヌ公国を領地としていたギヨーム10世の娘アリエノール(Alienor)は、フランス王ルイ7世と結婚しフランス王妃となったものの、後、離婚してしまいます。
しかし、アリエノールはアキテーヌ公国の継承者として1147年の第2回十字軍への参戦を決めるなど絶大な権力をふるっていました。
1152年には、イングランド王ヘンリ1世と王位をめぐり争っていたアンリ(ヘンリーのフランス読み。フランス生まれ)と再婚しました。アンリはやがて政争を制し、イングランド王ヘンリー2世と名乗ることとなりました。
しかし、ふたりは次第に不仲になり、今度はふたりの広大な地域の領有をめぐって、ふたりの間に生まれた息子たちを巻き込んだ長い政争が始まることとなりました。
ロザムンドはイングランド、クリフォード城主の娘で”麗しのロザムンド(The Fair Rosamond:”世界のバラ”-ラテン語)”、あるいは”この世のバラ(Rose of the world)”と呼ばれた絶世の美女でした。
ヘンリ2世とアリエノールが争いを繰り返していたさなか、”麗しのロザムンド”はヘンリー2世の愛人となりました。
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