英国王立植物園、キューガーデン(Royal Botanic Gardens Kew)。2003年には世界遺産に登録されました。1800年代につくられた巨大な温室パームハウスとテンパレートハウスや、園内の勅使門を中心とした日本庭園は、日本でもよく知られています。でも今回は、キューガーデン内園芸学校でディプロマを修めた舘林正也さんが、“あなたの知らないキューガーデン”をご案内。園芸大国イギリスの、懐の深さを実感するインタビューとなりそうです。 ►舘林正也さんの植物百般 インタビューの1回目「チェルシーフラワーショウに行こう!」を見る |
► 舘林 正也(たてばやし まさや) 10年間の銀行勤務後、園芸に目覚め渡英。英国北東部の園芸学校で基礎を学び、ケンブリッジ大学植物園、英王立植物園キューガーデンなど7年間にわたり研鑽をつむ。キューディプロマ修了。帰国後はフリーランスの園芸コンサルタントとして園芸の愉しさ、植物の素晴らしさを広めるべく活動中。例年5月には、英国王立園芸協会主催のチェルシーフラワーショウや英国内の庭を訪ねて、最旬トレンドを体感している。 |
JGN事務局スタッフ(以下JGNで表記):
さて、私たちの知らないキューガーデンの顔を、もう一つ二つ、教えていただけますか?
舘林:
そうですね。キューガーデン内の花壇・植栽の植え替えや、樹木の剪定で出る廃棄物って、どのくらいの量か想像がつきますか?
JGN:
え~とですね。高木もあれば草花もあり、そうそう、灌木だってありますよね。広大な温室もあるわけですから・・・