『滝野公園の紅葉』
『カントリーガーデンのコキア』
『十勝ヒルズのフリーマニーカエデ』
笠 康三郎氏『青柳庵日記』より

昨日は午後から滝野公園に用事があって向かいましたが、途中から雨が強くなり、着いた頃にはザンザン降りに。気温も急速に下がっていきました。せっかくここまで来たことだし、今年は渓流ゾーンに一度も降りてなかったので、紅葉の様子を見てくることに。渓流口のあたりは、ヤマモミジが赤からオレンジ色のグラデーションで、とてもきれいです。雨が上がったら、いい色に輝いてくれそうです。

公園整備に着手した時に、渓流ゾーンの春と秋の見どころ作りのため、エゾヤマザクラとヤマモミジをかなりの本数植えています。エゾヤマザクラは病気や雪折れ、過密植栽などで少なくなっていますが、ヤマモミジはかなりの本数が大きく育っています。案内所への道すがらも、ヤマモミジがいい色合いになっていました。本当は川の近くにもたくさんあったのですが、洪水の復旧工事の際にすべて切られてしまい、寂しい姿になってしまいました。

川の向こうから見るとこんな感じ。こうしてみると、トドマツやヨーロッパトウヒなどの常緑針葉樹の存在感が、この時期には特に重要だということがよく分かります。成長には時間がかかるけれど、10年後20年後を想定して植栽計画を立てなければいけません。

厚別川沿いの紅葉は終盤に近く、あまり奥までは行きませんでした。気になっていたカントリーガーデンのコキアは、午前中に撮した写真を事務所で確認してホッ。ちゃんと真っ赤に色付いていました。今日の道新の紅葉特集に載っているのに、色付きが悪かったらどうしようとはらはらしていたのです。天気のよい日には、紅葉と共にぜひご覧下さい。

ついでながら十勝ヒルズのフリーマニーカエデは、現在こんな感じになっているそうです。(14日撮影)ガーデンは16日で閉園になっていますが、ガーデンカフェニワカラは12月18日まで営業しており、ガーデン内はカフェ前まで開放されていますので、十勝方面の方には是非この素晴らしい紅葉を見ていただきたいです。

（2022年10月18日 笠 康三郎氏『青柳庵日記』より）
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