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【終了】2023年5月1日~7月31日
柿崎熙展 ~十勝獣走~
​真鍋庭園『森のオープンギャラリー 大きな木』

2023年5月1日~7月31日 柿崎熙展 ~十勝獣走~ 真鍋庭園『森のオープンギャラリー 大きな木』

柿崎 熙 Kakizaki Hiroshi展
~十勝獣走~

「大きな木」展示にむけて

 野鳥の羽音や歌声にいざなわれるように森に分け入って、いつのまにか自然と親しくなった。生命(いのち)が蠢動する姿に触れるのは格別なものがあるが、自然は四季折々、たくさんの情景を見せてわたしを誘い、こわばった感性を解きほぐした。

 とくに、植物の種子の生命をつなぐ神秘におどろき、輪廻転生をくりかえすそのしたたかさと健気さに心打たれ、その感動はわたしの制作の原動力となった。

 タイトルもそれを意識して「林縁から」と名づけ、生命をテーマにカツラの木を彫ってインスタレーション作品の制作を続けている。

 いっぽう、1980年代に小樽の港や札幌豊平河畔での野外展に参加。場と交感する実験的な試みに魅了された。平面作家だった私が立体制作に向かうきっかけのひとつになった。それ以来、機会あるごとに野外制作を楽しんでいる。帯広のコンテンポラリ―アート実行委員会企画の愛国町防風林を舞台にした「防風林アートプロジェクト」や帯広の森での「ヒト科ヒト属ヒト」、小樽春香山のハルカヤマ藝術要塞などでは、生命感を鼓舞する作品を制作した。

 今回も、真鍋庭園の森の中を歩いたときに、木々の間をすばやく跳ね回るエゾリスが眼に留まり、幹を駆け上るその俊敏さに眼福を得た。コロナ禍が気になり分断化による社会の閉塞状況もあったので、自由闊達に動き回るその姿がいっそう勇躍に感じられた。

 庭園の木立の中で、生き物たちのたくましい生命感を享受してほしいと構想した。制作した造形物をとおして森と交感し、生命(いのち)の愛しさに思いを馳せていただけると嬉しい。

►柿崎 熙氏 プロフィール

柿崎 熙 Kakizaki Hiroshi展
~十勝獣走~
公式HP ►展覧会の詳細はこちらから
開催日時 2023年5月1日(月)~7月31日(月)
8:30~17:00
開催場所 真鍋庭園内 森のオープンギャラリー大きな木
入園料 真鍋庭園の入場料でご覧いただけます。
真鍋庭園
公式HP http://www.manabegarden.jp/
Facebook ►Facebookはこちらから
真鍋庭園 通信販売 http://www.manabegarden.jp/cgi-bin/cart.cgi
森のオープンギャラリー 大きな木HP https://opengallaery.wixsite.com/ookinaki/
Gadenet(ガデネット)
会員情報マイページ
https://gadenet.jp/manabegarden/
住所 〒080-0832 北海道帯広市稲田町東2-6
►アクセスはこちらから
TEL 0155-48-2120
FAX 0155-48-2169
担当者名 眞鍋 憲太郎
お問い合わせメール info@manabegarden.jp
真鍋庭園

営業時間
8:30~17:30(入園締切17:00)
※10月・11月は時短あり
※休園期間:12月~4月下旬

入場料金
大人:1,000円
子供(小・中学生):200円
団体(20名様以上):800円
年間パスポート大人:2,200円・子供:500円
障害者料金[併用不可]:800円 (障害者手帳をご提示下さい)

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