中国四川省の成都市植物園に植物科普館が開設されたことを記念し、四川省の植物研究に長年関わり、多大な功績があった荻巣樹徳さんが、四川植物界名人(Famous People in the Plant Kingdom related to Sichuan)の称号を贈られました。
殿堂入りした9人は、故方文培四川大学教授を筆頭に中国人6人と、19世紀後半に活躍したアルマン・ダヴィド神父、20世紀前半に活躍した英国のアーネスト・ヘンリー・ウィルソン、そして、9人中の存命最年少で四川大学名誉研究学者である、荻巣樹徳さんでした。
これまでに、中国国内40万kmを超える距離を移動し、60種以上の新種をはじめ、絶滅したと言われていた植物や幻の植物を発見している荻巣さんは、英国王立園芸協会ヴィーチメモリアルメダル、吉川英治文化賞他多数を受賞されているナチュラリスト。日本の 伝統園芸植物の保存継承への尽力と共に、今後の活躍からも目が離せません。
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