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►1.イベント内容 |
植物学者・JGN代表理事 大場秀章さん 植物学者の大場秀章さんのお話を聞いて・語って・知る、植物学カフェ。2回目の開催となる今回は「葉・Leaf・Foliage」をキーワードに、講師・参加者同士で気楽に話せるサロン形式のイベントです。 東京大学名誉教授、東京大学総合研究博物館特招研究員、植物多様性・文化研究室代表。(一社)ジャパン・ガーデナーズ・ネットワーク代表理事。理学博士(植物分類学専攻)。 |
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◆ 植物学者 大場秀章さんのレクチャー |
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下記の画像はイメージです。
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| JGNイベント 大場先生の植物学カフェ2026 |
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| 講師 | 植物学者・JGN代表理事 大場秀章氏 |
| 開催日時 | 2026年9月12日(土)14:00~15:30 |
| 開催場所 | 喫茶ルオー 〒113-0033 東京都文京区本郷6-1-14 ※本イベントに関するお問い合わせは、JGN事務局(info@gardenersnet.or.jp)へお願いいたします。) |
| アクセス | 東京メトロ南北線 「東大前駅」 徒歩8分 東京メトロ丸ノ内線・ 都営大江戸線「本郷三丁目駅」 徒歩9分 |
| 定員 | 15名(先着順) |
| 参加費 | JGN会員:1,200円 一般:2,000円 学生(30歳以下):1,200円 ※参加費は、会場での飲食費を含みません。各自ご負担ください。 ※お一人様ワンドリンクのご注文をお願いします。(例:コーヒー(HOT)480円/紅茶(HOT)530円) |
| クレジットカードでのお申し込みについて | 1 クレジットカードで参加費をお支払いの方は、以下の緑色の決済ボタンから該当するものを選び、クリック・タップしてください。 2 お手数ですが、複数人数のお申し込みは1名様ずつ決済手続きをお願いいたします。 3 緑色の決済ボタンをクリック・タップ後は、『ログインしないで決済へ』からお手続きください。
※クレジットカード決済は、㈱ROBOT PAYMENTの決済代行・決済システムを使用しています。以下「個人情報の取り扱いについて」にも記載がございますので、ご参照ください。 ※決済システム(㈱ROBOT PAYMENT)より、iCloud メールには決済完了メールが届かない現象が起きているとの報告がありました。お客様には、iCloud メール以外のメールアドレスをご登録いただけますようお願いいたします。 |
| JGN会員 | 『会員サービス1か月お試しキャンペーン』に参加中の方は、このイベントにJGN会員価格でご参加いただけます。 |
| 一般の方 | |
| 学生の方 | |
| クレジットカード以外のお申し込み | ※クレジットカード決済が出来ない方はEメールwebmaster2@gardenersnet.or.jpにてイベント名、氏名、電話番号を記入のうえ、お申込みください。お振込み先をご案内をいたします。 ※ご入金を持って受付とさせていただきます。 ※お申込みが完了した方には、詳細を改めてメールでご案内いたします。 ※@gardenersnet.or.jpからのメールが受信できるよう設定をお願いいたします。 |
| お申込み締切 | 2026年9月9日(水)15:00に決済または振込み完了 |
| キャンセルについて | キャンセルは9月9日(水)15:00まで承ります。 ※9月9日(水)15:00以降のキャンセルは、参加費全額をお支払いいただくこととなりますので、予めご了承ください。 ※9月9日(水)15:00までのキャンセルは、クレジット決済の場合は全額、振込の場合は、振込手数料を差し引いて返金させていただきます。 |
| 一般社団法人 ジャパン・ガーデナーズ・ネットワーク | |
|---|---|
| 公式HP | https://www.gardenersnet.or.jp |
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| 住所 | 〒102-0083 東京都千代田区麹町2-10-3 エキスパートオフィス麹町1階 |
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| お問い合わせ | ►お問い合わせフォーム |
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昨今、珍奇植物に注目が集まっていますが、人の手によって姿かたちの変わったものが選抜されてきた園芸品種ばかりではなく、地球上の様々な環境に適応して進化した結果、驚きの能力や形態を持った植物たちが数多く存在します。今回は、多種多様な植物を見てきた大場秀章代表理事に、今までに出会った中でも、特に印象深い植物を紹介してもらいます。植物学研究の一端を垣間見ることにより、植物を、そしてその不思議を解明しようとする研究者をより身近に感じていただければ幸いです。(事務局) 砂漠並の乾燥地から一年中雨や霧に見舞われる多湿の地。これらの多様な生育地が揃うところはいかにも大山脈、ヒマラヤである。私は1972年からおよそ20年、間隔を置いて夏の期間をヒマラヤの高山で過した。この話をすると、毎日、氷雪で被われた山々の雄姿が堪能できてよかったでしょう、と云われる。豈に図らんや、ほぼ毎日が霧や糠雨の連続で、滞在中、一日も山並みの雄姿を眺めることもなく終わった年もあった。 規模も大きく、熱帯にも近いヒマラヤでは高山帯が出現する標高は日本よりも高く、3,800m位からで、それから上方に5,500m位までを占める。途切れることなくヒマラヤの高山植物の新顔が園芸界に登場するが、植物学上の魅力も尽きない。高山植物といえば、いずれも小型のイメージがある。根雪が遅くまで残り、積雪の始まりも早く、生育期間は標高3,500m位では年間50日を切る。なるほどと思いたくなるのだが、ところがである。最初はなかなか信じられなかったが、富士山頂の標高で、高さが1mにもなる高山植物があるのだ。 1972年にはジャルジャレ・ヒマールという大ヒマラヤの枝山脈を踏査した。5月で、まだ処々残雪があり、早咲きのシャクナゲの仲間が、また足元にはプリムラが咲き、その一種プリムラ・シッキメンシスは雪田跡に大群生していた。しかし、この年は私が求める植物には出会うことはできなかった。1977年、再び同じルートを歩き、ようやく念願の植物に出会えた。その名は、レウム・ノビレ(学名:Rheum nobile)、タデ科の植物である。
この植物を発見したのは、自らシッキム・ヒマラヤを踏査した、当時世界で最も著名な植物学者だったジョセフ・ダルトン・フッカー(Joseph Dalton Hooker)だった。まだ彼がキュー王立植物園長になる前だったが、すでに南半球各地の探検にも携わり、世界の誰よりも世界中の植物を熟知していた彼をして驚嘆させずにはおかなったのがこの植物だった。1855年、帰国後すぐに出版に着手した『ヒマラヤ植物図譜』第19図版に、新種として自らのスケッチにもとづいてその奇妙奇天烈ぶりを紹介した。茎の大半が半透明な葉に包まれるが、葉の隙間から中を覗くと、タデ科のダイオウにそっくりの小さな花が密に着いているのが確かめられる。フッカーはこれを正しくダイオウ属に位置付け、‘気高い’を意味するノーブルのラテン語nobilisを種形容語にした、Rheum nobileの名を彼の見つけた新植物に与えた。
1991年、研究仲間とともに再び、ジャルジャレ・ヒマールを訪ねた。1977年のレウム・ノビレとの出会いが忘れられなかった。この年は天候も穏かで、レウム・ノビレを多角的に研究するのには打って付けだった。仲間内での呼称だったセイタカダイオウの名がいつしか方々へと広がり、私もこれを和名に使っている。
レウム・ノビレはとてつもなく変な植物だった。その変わりぶりのひとつは、普通の高山植物をはるかに超える大きさになることである。50日を切る生育期間に平地の植物並の高さに育つのだ。茎を包むように着く半透明の葉(正しくは苞葉)も謎だらけである。それは光を透過してしまうためなのか、光を反射してしまうために単に白っぽくみえるだけなのか。茎が木質化しないことから、レウム・ノビレは木本ではなく草本であるのは明らかだが、一年で種子から芽生え、開葉、開花、受粉、結実して枯れる一年草なのか、それとも2年あるいはそれ以上長生きする草本なのかも、ちょっと見ただけでは判らず、この点も謎である。 このような問題を多くの専門家に協力してもらい、現地で調査研究したのが1991年だった。ヒマラヤの北側にあたるチベット高原の平均高度は5,000m近くあるが、そこに住み生活している人も大勢いる。だが、高山で暮す人が皆無の日本では高山の環境がよく認識されていない。今はそんなことはないだろうが、研究に欠かせないパソコンが、現地で正常には作動せず焦った。後で米国には高所使用可のパソコンがあることを聞いたが後の祭りである。そもそも電気など夢の場所であり、電源には自家発電機を用いるのだが、燃料のガソリンや発電機も含め、すべての機器を運ぶのはポーターである。50キロを超える機材は使用を諦めるしかなかった。 レウム・ノビレについての疑問の多くはお互いに関連があり、これを解明するポイントのひとつが半透明の葉に絞られてきた。もし光が葉を透過するなら、葉で囲まれた内部は太陽熱を蓄えることができ、これを放熱することによって保温される。ある一定以上の温度が連続すれば細胞は中断することなく伸張を続け、結果として植物体が大きくなる。 大きいことは長所にもなるが短所にもなる。例えば大きいと体内からの水の蒸発散は増加し、水不足が心配される環境で生きるには不利になる。レウム・ノビレは毎日が雨に見舞われる環境であり、水不足の心配はない。だから巨大化しても不利にはならない。だが何のために巨大化する必要があったのか?レウム・ノビレを前に観察や計測をしながらの議論は楽しかった。確かに謎の幾分かは解くことができた。 どうしても現在の技術では解けないことは止むを得ないにしても、できる限り虱潰しに調べてみたい。どうしても知りたい重要な問題のひとつがその半透明の葉が光を本当に透過するのかだった。こうした光の特性を調べる機器に分光光度計がある。しかし、当時の分光光度計はトン単位の重量で、とても現場に持ち込める代物ではなかった。 メンバーのひとりが、あるテレビ番組で、男優付きでレウム・ノビレを紹介したい、という取材話を手に入れてきた。協力することにして、こちらからも‘それなら、超多忙な俳優さんにお願いしたい’と注文を出し、実現することになった。過密のスケジュールを抱える超多忙な俳優なら、取材を終えたらすぐに帰国するはずである。現地からネパールの首都カトマンズまで、ヘリコプターをチャーターすれば1日で行く。そこから東京までも1日で、3日目にはドライアイスに護られたレウム・ノビレの生きた葉を分光光度計にかけることができる、と踏んだのだ。詳細は省くが、分析した葉からは、可視光は透過するが紫外線は吸収するという、涎が垂れそうな貴重なデータが得られたのだった。 半透明の葉は内部を保温するだけでなく、紫外線から花粉や胚を保護する役目も担っている可能性がみえてきたのだ。これで葉が大きくなる原因は掴めたのだが、残念ながら何がメリットなのかを解くことはまだできないでいる。 奇妙奇天烈なかたちをした植物は少なくない。しかし、そうしたかたちを植物は‘遊び’で創り出しているのではない。必然性があり、自然淘汰を経てのかたちなのだ。まだ多くでその役割を解明できないでいるのは残念である。こうした植物を栽培するなかで、その隠された得意技が見つかる可能性も少なくはないだろう。単にオブジェとしてだけでなく、我々ヒトと等価な多様性の一員として接して欲しいと思う。 |
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植物百般 インタビュー 初回を飾るのは、大場秀章代表理事です。 日本の園芸趣味家には、あまり浸透していない植物の学名。「学名アレコレ」と題した音羽サロン(注)開始前に、学名を敬遠していた事務局スタッフが、恐る恐るインタビューしました。 (注)当会事務所で2017年7月まで行われたサロン。会ってみたい人に膝突き合わせて話を聞いちゃおうという、現代版寺子屋企画。いわゆる講義ではなく、講師と参加者の闊達な対話で進められます。 |
| JGN事務局スタッフ(以下JGNで表記): 「学名」と聞くと、難しい、わからないものと怖気づいてしまいます。 大場: JGN: 大場: JGN: 大場: JGN: 大場: JGN: 大場: JGN: 大場: JGN: 大場: JGN: 大場: JGN: 大場: JGN: 大場: JGN: 大場: JGN: 大場: JGN: 大場: JGN: 大場: JGN: 大場: JGN: 大場: JGN: 大場: JGN: 大場: JGN: 大場: 閑話休題。種(しゅ)の学名は2つの語でつくる、と言ったのを覚えている? JGN: 大場: JGN: 大場: JGN: 大場: JGN: 大場: 大場: JGN: 大場: JGN: 大場: JGN: 大場: (注1)植物の学名に関する国際的な取り決め。規約はほぼ6年ごとに改定され、学名の取り扱いは常に最新の規約に従わなければなりません。 (注2)栽培品種(園芸品種)を命名するための国際ルールブック。混乱しやすい栽培植物の名前の安定化をはかるために、その規則と勧告を豊富な実例と共に記している。 JGN: 大場: JGN: 大場: JGN: (2016年9月2日掲載)
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