NHKBS放送の番組で、日本でも広く知られるようになったターシャ・テューダーさん。彼女のライフスタイルを見てファンになった人も数多いのではないだろうか?
植物や庭が大好きな方々とご一緒させていただく仕事に就いた1995年のある日、事務所の先輩が1冊の洋書を携えてきた。「Tasha Tudor’s heirloom Crafts」だった。表紙は、クラッシックなツールに囲まれた暖炉の前に腰かけ、手仕事に勤しむおばあちゃま。ページを開くと、キルトやかご、人形が、彼女の手によりつくりだされているのがわかる。「アメリカの絵本作家なの。庭がすごいのよ。」既に出版されていた書籍で見たと言う。インターネットはまだ普及していなかった当時、回し読みしたこの書籍に想像をかきたてられた。その後の彼女の人気ぶりは、ご周知の通り。2008年、92歳で亡くなった後も、ファンの熱気は冷めることがなかった。
4月15日から「ターシャ・テューダー 静かな水の物語」が公開されるという案内をいただいた。きっと、自らの手で紡ぎだす日々の生活が、美的感性と共にゆったりと流れていく様は、年齢も時代も問わず、多くの人々の心に響くに違いない。
ターシャ・テューダー 静かな水の物語 | |
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公式サイト | http://tasha-movie.jp/ |
公開情報 | 2017年4/15(土)より、角川シネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMA他全国公開 ►上映情報はこちらから |
クレジット | 監督:松谷光絵 出演:ターシャ・テューダー/セス・テューダー/ウィンズロー・テューダー エイミー・テューダー |
作品紹介 | ~ターシャ・テューダー生誕100年企画~ アメリカを代表する絵本作家であり、世界中に愛された<スローライフの母> ターシャ・テューダーの魅力を解き明かす永久保存版ドキュメンタリー 絵本作家として70年間も活躍し、子育てを終えた56歳の時にバーモント州の山奥で18世紀風の農家を建て、2008年にこの世を去るまで、自然に寄り添った暮らしを続けた、ターシャ・テューダー。 生誕100年に当たる2015年には、ターシャの生き方や暮らしを紹介する展覧会が開催され、2年をかけ日本全国に巡回。オープニングの松屋銀座では13万人が来場し、全国動員累計38万人を記録した。その生誕100年のクライマックスは、過去10年間に渡り取材したリアルなターシャの姿に加え、これまで撮影が許可されなかった秘蔵映像や現在のテューダー家の様子を捉えた【完全版】が映画となって、スクリーンに甦る。 |
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