花を贈る時、色や形はもちろん、花言葉も気になることが多いですよね。
この本を手に取れば、由来は植物の姿だろうと想像しやすい種類以外の、一見不可解なものにも隠れた意味があるとわかります。
園芸的な解説はほぼありません。代わって注目すべきは、全編にわたって薫る浪漫的気分。
その一方で、花言葉のブーケのようなこの一冊は、教養の宝庫でもあることに気付きました。
Aaron’s Rodに始まってYarrowまで、79種類の花言葉。
それぞれに、コールリッジ、キーツ、シェリー、テニスン、ワーズワースと名だたるロマン派詩人の詩と散文、
そして、ビクトリア朝美麗挿画が織り交ぜられているので、
誰かに話したくなる物語が、きっと見つかります。
1960年代には、巨匠フランコ・ゼフィレッリの下、イタリアの劇場・映画・オペラの世界でキャリアを積む。英国の老舗フレグランスハウス、ペンハリガンでマネージングディレクターを務めた後、自身の会社で香水を作り続けると共に、A Treasury of Verse and Prose Scented by Penhaligon’s、A Victorian Posyなどを執筆。
THE COMPLETE LANGUAGE of FLOWERS ザ・コンプリート ランゲージ オブ フラワーズ |
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著者 | Sheila Pickles シーラ・ピクルズ |
規格 | 17 x 2 x 24.7cm 182ページ |
定価 | £12.99 |
ISBN | 0-86205-154-2 |
発行日 | 1998年 |
発行 | Pavillon Books Limited (版により、出版社・ISBN・体裁が異なる場合があります。) |
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