植物学とともに隆盛したボタニカルアート (植物画) と「クイーンズウェア」と称されたウェッジウッドの美しい陶磁器を通じて、18世紀から19世紀にかけて大国へと発展した英国の一面を紹介します。 1760年に即位したジョージ3世と王妃シャーロットの治世は、世界各地の植物収集や国内の庭園整備などを英国王室が支援したことで、王室と植物学に深い繋がりが生まれた時代でした。1787年に外来植物を多く掲載した植物図鑑 『カーティス・ボタニカル・マガジン』 が創刊されると、植物画は学者や貴族のみならず、園芸を愛する市民の手にも渡るようになりました。一点ずつ手彩色された花々は、カラー印刷や写真のないこの時代の人々の暮らしを彩り豊かにしました。 一方、シャーロット王妃は、陶磁器産業の発展にも貢献しました。ジョサイア・ウェッジウッドが1759年に創業した陶器メーカーのウェッジウッドに「クイーンズウェア (女王の陶器)」の称号を与えて同社を王室御用達として庇護しました。 こうした調度品の中には、ジョサイアの息子ジョン・ウェッジウッドの提案で生まれた「ダーウィンリリー」をはじめ、しばしば植物の姿がとり入れられました。英国では草花を用いたデザインが数多く生まれていますが、その背景には英国人の植物への憧れを感じずにはいられません。珍しい花々を初めて目にした当時の人々に思いを馳せつつ、色とりどりの植物をお楽しみください。 |
特別展「英国王室に咲くボタニカルアートとウェッジウッド~植物画のおいたち~」 | |
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公式HP | ►イベント詳細はこちらから |
開催日時 | 2024年4月13日(土)~6月2日(日) 9:30~17:00(入場は16:30まで) ※休館日:毎週月曜日(祝休日の場合は翌平日) |
開催場所 お問い合わせ |
四日市市立博物館 プラネタリウム 〒510-0075 三重県四日市市安島一丁目3番16号 TEL:059-355-2700 (代) FAX:059-355-2704 |
4月21日開催 記念講演会 「英国で花開いたボタニカルアートと陶器産業」 |
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講師 | 大場 秀章氏
講師プロフィール |
内容 | 植物学者の大場秀章氏が国の世にみるボタニカルアートの歩みなどについてお話しします。 |
開催日時 | 2024年4月21日(日) 14:00~15:30 |
開催場所 お問い合わせ |
四日市市立博物館・プラネタリウム 1階講座室 〒510-0075 三重県四日市市安島一丁目3番16号 TEL:059-355-2700 (代) FAX:059-355-2704 |
参加費 | 無料 |
定員 | 50人(応募多数の場合抽選) ※4月13日(土)17:00までに抽選結果をご連絡いたします。連絡のない方は博物館までご連絡ください。 |
申込方法 | 4月11日(木)までに申込フォーム、Eメール、ハガキで、行事名・名前(ふりがな)・住所・電話番号・ファクス番号をご記入のうえお送りください。
◆ 申込フォーム ◆ ハガキ ◆ Eメール |
情報提供 | |
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東京大学名誉教授・植物学者・JGN代表理事 大場 秀章様 Gadenet(ガデネット)会員情報マイページ:https://gadenet.jp/hideakiohba/ |