![]() シェフやハーブ研究家など、プロフェッショナルからの信頼が厚いニイクラファーム。 ◆ ハーブ生産のプロと一緒にフィールドワークできる ◆ 地産地消の野菜、ハーブを使ったコースメニューを楽しめる |
個人ではなかなか訪問できないハーブ生産の現場で、解説を聞きながらハーブを摘み取り、お持ち帰りいただきます。 西東京市の代々続く畑で、ハーブを中心に野菜を栽培している生産者。東京農業大学農学部卒。スーパー、レストランと出荷先それぞれのニーズに応えられるよう、栽培を工夫している。畑の一画では、将来を見据えて試験栽培にも取り組んでいる。幅広い見識を基にした解説が人気。JGN創立メンバー。 |
ニイクラファームで育ったハーブも使ったコースランチをゆっくり味わいましょう。シェフからのコメントもいただきます。 ホテルのパティシエとしてキャリアをスタート。箱根オーベルジュ・オーミラドーや六本木ラトリエ・ドゥ・ジョエルロブションなど名だたるレストランで修業後、渡仏。パリやニース近郊でさらに研鑚を積み、現在は実家であるRestaurant けんぞうの2代目シェフ。東京で生産される食材の素晴らしさを発信中。 |
下記詳細をご確認の上、決済ボタンをクリックしお申込みください。 『会員サービス1か月お試しキャンペーン』に参加中の方は、このイベントにJGN会員価格でご参加いただけます。 |
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2025年6月21日開催 JGNナーセリーツアー 『ニイクラファーム見学とハーブコースランチ』 ハーブ農場で摘み取り体験 |
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ナビゲーター | JGN創立メンバー ニイクラファーム 新倉 大次郎氏 Restaurantけんぞう シェフ 村田 大樹氏 |
開催日時 | 2025年6月21日(土) 10:15~14:00 ※雨天決行 |
開催場所 | ◆ ニイクラファーム 〒188-0012 東京都西東京市南町6-2-14 TEL:042-462-6398 ※個人向けの農園見学や商品販売は行なっていらっしゃいません。ご理解いただけますようお願いいたします。 ◆ Restaurantけんぞう ※本イベントに関するお問い合わせは、ジャパン・ガーデナーズ・ネットワークへお願いいたします。 |
ツアースケジュール | 西武新宿線 田無駅改札口付近(集合 10:00)
集合次第、ニイクラファームへ徒歩で移動 → ニイクラファーム(10:15~11:45) 見学終了後、Restaurantけんぞうへ徒歩で移動 → Restaurantけんぞう(12:00~14:00) |
定員 | 10名 |
参加費 | JGN会員:5,000円 一般:7,000円 学生(30歳以下):5,000円 ※参加費に交通費は含みません。各自ご負担ください。 ※参加費はランチ代金を含みますが、お飲み物など別途注文される場合は、個別精算となりますので、ご了承ください。 |
クレジットカードでのお申し込みについて | ※現地集合型イベントですが、事前のお申し込みをお願いしています。 ※お手数ですが、複数人数のお申し込みは1名様ずつ決済手続きをお願いいたします。 ※参加費のお支払いをもって、お申込み受付となります。 JGN会員・一般・学生の方も共に、以下の『決済はこちらから』ボタンをクリック後、『ログインしないで決済へ』からお手続きください。 ※クレジットカード決済は、㈱ROBOT PAYMENTの決済代行・決済システムを使用しています。以下「個人情報の取り扱いについて」にも記載がございますので、ご参照ください。 ※決済システム(㈱ROBOT PAYMENT)より、iCloud メールには決済完了メールが届かない現象が起きているとの報告がありました。お客様には、iCloud メール以外のメールアドレスをご登録いただけますようお願いいたします。 ※@gardenersnet.or.jpからのメールが受信できるよう設定をお願いいたします。 |
JGN会員 | 『会員サービス1か月お試しキャンペーン』に参加中の方は、このイベントにJGN会員価格でご参加いただけます。 |
一般の方 | |
学生の方 | |
クレジットカード以外のお申し込み | ※クレジットカード決済が出来ない方はEメールwebmaster2@gardenersnet.or.jpにてイベント名、氏名、電話番号を記入のうえ、お申込みください。お振込み先をご案内いたします。 ※ご入金を持って受付とさせていただきます。 ※お申込みが完了した方には、詳細を改めてメールでご案内いたします。 ※@gardenersnet.or.jpからのメールが受信できるよう設定をお願いいたします。 |
お申込み締切 | 2025年6月18日(水)15:00に決済または振込み完了 |
キャンセルについて | キャンセルは2025年6月18日(水)15:00まで承ります。 ※6月18日(水)15:00以降のキャンセルは、参加費全額をお支払いいただくこととなりますので、予めご了承ください。 ※6月18日(水)15:00までのキャンセルは、クレジット決済の場合は全額、振込の場合は、振込手数料を差し引いて返金させていただきます。 |
ご注意 | ※Restaurantけんぞう様では設備等の都合により、食物アレルギー対応はなさっていません。お客様の安全を最優先させていただくために、症状が重篤な方は本イベントへのご参加はお控えくださいますようお願いいたします。 |
一般社団法人 ジャパン・ガーデナーズ・ネットワーク | |
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公式HP | https://www.gardenersnet.or.jp |
https://www.instagram.com/japangardenersnetwork/ | |
YouTube | https://www.youtube.com/@Gadenet |
Gadenet(ガデネット) 会員情報マイページ |
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住所 | 〒102-0083 東京都千代田区麹町2-10-3 エキスパートオフィス麹町1階 |
TEL | 03-4405-1033 |
お問い合わせ | ►お問い合わせフォーム |
![]() 新倉庄次郎さん(右)と大次郎さん(左) |
有名レストランのシェフが自らハーブを求めてやってくるニイクラファーム。300坪あまりのハウスが連なり、露地でもハーブと野菜を栽培している圃場 1 は、新宿から約20分の住宅街に位置する。新倉庄次郎さんと大次郎さん親子には、ハーブ関連のイベントで講師を務めてもらったことがあり、圃場を訪れるのも数回目になる。栽培されているハーブや野菜を見ているだけでも楽しく、風に乗って爽やかなハーブの香りが漂ってくる。
![]() 1 スペアミント Mentha spicata などが生き生きと育っている圃場 |
庄次郎さんは畑作農家の3代目で、ダイコンなどを出荷していたが、43歳の時に腰を痛めたのがきっかけで、軽い作物の方が出荷作業の負担が軽減されると考え、ハーブ栽培を始めた。都市部にある限られた面積の農地で、さまざまな種類のハーブを組み合わせてできることも魅力的だった。当初は、イタリアンパセリ、バジル、セージ 2 ~ 4 など10数品目を栽培し、やがて需要に合わせて一年中出荷できるようにした。大手スーパーへの納品では、ハーブを花束のように包んで高級感を出し差別化を図り、消費者のハーブへの関心・人気の高まりもあって、出荷は順調だった。
![]() 2 イタリアンパセリ Petroselinum neapolitanum |
![]() 3 バジル Ocimum basilicum |
![]() 4 セージ Salvia officinalis |
1990年代、バブル崩壊で取引先の大手スーパーが商品の見直しをはかり、ハーブを撤去する話が持ち上がる。ちょうど新たにビニールハウスを建てて投資したところでピンチに直面するが運命的な出会いがあった。たまたま近くに住んでいたフランス帰りのシェフが散歩中にハーブの香りに魅かれ、訪ねてきたのだ。新鮮なハーブを使いたいが、日本ではドライハーブしか手に入らないと嘆くシェフに、庄次郎さんは、高品質というだけでなく、納品時の大きさなどこだわりにも応えた。シェフがフランスに行った際は、作って欲しいハーブの種子を持ち帰り、その数は60品目にも達したという。ニイクラファームのハーブが本で紹介された影響は大きく、シェフのもとで修業したコックたちが広めた、各地のレストランから多くの引き合いが来た。やがて、息子の大次郎さんが家業を手伝ってIT部分をカバーするようになり、インターネットを使った情報発信や受注にも力を入れるようになった。大次郎さんは、造園や植木関係に知り合いが多いことから、施工先のレストランとの取引も広がった。人との縁が大切だと語る。
良い作物をつくるベースは土づくりである、との強い信念を持っている。同じ種子を蒔いても土によって出来あがるものが違うことを実感したからだ。ゴボウを掘るための機械を使って約1mの深さまで耕し、化学肥料は使わず、完全発酵させた堆肥、もみ殻堆肥、ボカシ肥料、つやを出すのに効果的な米ぬかを使用している。これらを使うことにより、連作も可能だという。
減農薬栽培にも取り組んでおり、化学農薬はほとんど使わず、天敵微生物を利用した生物農薬や害虫を引き付けるフェロモン剤、虫が好む波長の光でおびき寄せ感電させる器具 5 、アブラムシやハモグリバエを誘引して捕らえる黄色とアザミウマを捕らえる青色の粘着テープなどを活用している。
![]() 5 捕虫器のひとつ。黄色の粘着テープも見える |
ここで、ニイクラファームで生産しているオススメのハーブや野菜をいくつか紹介しよう。ルッコラ セルバチコ 6 は、よく知られているルッコラよりもゴマのような風味が濃く、こちらをより好む人も多いそう。
![]() 6 ルッコラ セルバチコ Diplotaxis tenuifolia |
カレーリーフ 7 は、南インド料理などに使われる。寒さに弱いので、加温したハウス内で育てているが、ここまで大きな木は他にはないだろうと話す。
![]() 7 ビニール内張り用の線を超え、ハウスの天井に届きそうなほど大きく育ったカレーリーフ Murraya koenigii |
スイスチャード 8 は7種類栽培していて、葉柄の色が種類によって赤、黄、紫、白、オレンジなどカラフルで目にも美味しく、食べてもジューシー。
![]() 8 スイスチャード Beta vulgaris var. cicla |
同じ種のハーブでも、品種や系統、栽培方法、季節などによって香りが異なる。ローズマリーでは、花の色が異なると茎葉の香りも異なり、同じ株でも年数が経つと少しずつ香りがまろやかになるそうだ。圃場には植えてから36年経過した大株 9 が育っているが、年数が若い株と比べると、確かに香りが柔らかい印象だ。お客さんが使いたいと思う香りのものを届けている。
![]() 9 36年生のローズマリー Salvia rosmarinus |
大次郎さんに今後の目標を伺うと、人とのつながりを大切にしながら、インターネットも活用して、ハーブの魅力を多くの人々に発信し、広めたいという。また、インターネットで市場調査をおこなったり、SNSで様々な人の反応をつかんで、新規で栽培するものの参考にしたいと考えている。庄次郎さんの経験と大次郎さんの新しい試みが融合し、今後も顧客のニーズに応えて品質の高いハーブや野菜を提供し、食に素敵な香りと彩を添えていくことだろう。(取材:事務局)