2015年11月から12月にかけて、南半球ではバラが真っ盛りの季節にニュージーランドを訪れた御巫由紀さんに、海外から新品種が入りにくいなどといった知られざる現地の特殊なバラ事情をお話いただきます!
バラというと、英国をはじめフランスやドイツなど、ヨーロッパで盛んに栽培されているイメージが強いかもしれませんが、バラに魅せられた愛好家が大勢いるのは、南半球も例外ではありません。ところが、日本に情報があまり入ってこないのも事実で、ニュージーランドのバラ事情はベールに包まれています。現地では、ヘリテージローズが大切に保存されていたり、墓地に多くの貴重な品種が残っていたり。海外から苗が入りにくい状況ならではの、独自のバラの育種についても知るチャンスです。
ニュージーランドの特殊なバラ事情はもちろん、「日本にも海外のバラが入りにくくなるかも」といった、他人事ではないトピックスについても語っていただきます。土曜日の夕方、紅茶をいただきながらのサロンですので、バラ好きの方もニュージーランドに興味がある方も、ぜひご参加ください!
►御巫 由紀(みかなぎ ゆき)
千葉県立中央博物館主任上席研究員
千葉大学自然科学研究科博士課程修了、農学博士。千葉大学非常勤講師。世界バラ会連合ヘリテージローズ保存委員会委員長、NPOバラ文化研究所理事、国営越後丘陵公園国際香りのバラ新品種コンクール審査委員。
植物分類学が専門で、千葉県立中央博物館で植物の標本、貴重書・絵画等の資料管理を担当するかたわら、バラの野生種の分類と自生地の現状、品種改良の歴史を探る。毎年、春から初夏にかけてはバラの花を求めて国内外を巡るとともに、バラを中心とした講演会等で講師を務める。
第8回JGN音羽サロン ニュージーランド バラ事情 ~海外からバラが入らない?知られざる南半球の園芸大国の現状~ |
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講師 | JGN創立メンバー 千葉県立中央博物館主任上席研究員 御巫由紀氏 |
開催日時 | 2017年4月8日(土)16:30~18:30 |
開催場所 | JGN事務局 |
参加費 | JGN会員:2,000円 一般:2,500円 |
定員 | 10名(先着順) |
一般社団法人 ジャパン・ガーデナーズ・ネットワーク | |
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公式HP | https://www.gardenersnet.or.jp |
https://www.facebook.com/gardenersnet/ | |
Gadenet(ガデネット) 会員情報マイページ |
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住所 | 〒112-0013 東京都文京区音羽1-17-11 花和ビル505号 |
TEL | 03-6902-9710 |
FAX | 03-6902-9720 |
担当者 | 音羽サロン係 |
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4月8日土曜日に開催された第8回音羽サロンのテーマは、「ニュージーランド バラ事情」。講師の御巫由紀先生は、バラの研究や講演のために世界中を飛び回り、バラを介して各地の研究者・愛好家と繋がっています。ニュージーランドでは、新たに国外からバラを導入することが極めて難しいため、古くからあるバラたちが大切にされているというお話は、とても新鮮でした。日本でも、台木の病気の問題で海外からのバラの輸入が困難になるかもしれないというショッキングなお話も。当会創立メンバー、ローズアドバイザーの田中敏夫さんも出席され、かつてバラ苗の輸入で関わった海外の方とのエピソードや、台木問題などについて情報交換がなされました。サロン終了後も、バラ談義で盛り上がりました。