美しく輝く庭の秘密とは。「ナチュラリスティック」を実践・観賞するための”教科書”。 芽出しや枯れ姿も含め、植物の一生を愛で、四季の移り変わりを堪能する「ナチュラリスティック・ガーデン」のニーズ・知名度が、日本でも年々高まっている。本書は、NY のハイライン、シカゴのルーリー・ガーデンなどのプロジェクトを手掛け、世界的な「ナチュラリスティック」のムーブメントの立役者となったピート・アウドルフの植栽哲学や技法から庭づくりの真髄を学ぶ、ガーデナー待望の書。現代の園芸界・ランドスケープデザインの分野において最も革新的な人物の一人であるピート・アウドルフ。なぜ、彼の庭は美しいのか。「自然」を想起させる美しい庭は、放ったらかしで生まれることはない。じつはナチュラリスティック・ガーデンには、植物に対する豊富な知識と、緻密で高度な植栽計画が欠かせないのだ。 「ブロック植栽からブレンド植栽へ」「スキャッタードプランツとリピートプランツとは」「構造植物70%の法則」「自然主義植栽においてバラが魅力的でない理由」―ー。本書では、ピート・アウドルフ流の庭づくりが正面から惜しみなく語られる。「どうすれば美しい景観になるのか」が、豊富な写真や、実際にピート・アウドルフが使用した植栽図とともに綴られており、実践的かつ応用の利く内容である。眺めて楽しめるビジュアル本でありながら、これからのガーデナー必携の理論書。 序章 ◆ ピート・アウドルフ 著 ◆ ノエル・キングズベリー 著 ◆ 永村 裕子 訳 |
以前から取り組んでいた、ピート・アウドルフの「Planting:A new perspective」の日本語版がついに発売になります。自分も企画協力として、翻訳作業が本格化した今年に入ってから、翻訳の永村さんをサポートして来ました。 ノエル・キングスベリーさんの英語は、なかなかに日本語にするのが難しい部分もあり、また、できるだけ意訳は避けるという方針もあり、ちょっと小難しい部分もありますが、逆に言うと読み応え十分です。 内容については、昨年出版された「オールシーズン・・・」の本がwhat(何を)だとすれば、この本はhow(どのように植栽プランをたてるか)の部分に重点がおかれているのと、このような植栽がどこから来て、どこへ向かうのかといった文脈についての掘り下げがきちんとされていて、そこはこれまであまり紹介されてこなかった部分かなと思います。 まえがきに永村さんも書かれていますが、(名文なので、買って読んでくださいね)この本が出て10年、しかし、日本では今このタイミングで出すべき本だと思いました。 「FIVE SEASONS」の字幕作成に関わったときも思いましたが、時間をかけて一語一句の意味までしっかり読み込むことができたのはほんとに役得だと思います。関わらせていただいた永村さんには感謝です。 (2024年9月7・11日はるはなファーム 鈴木 学さんのInstagramより抜粋) |
ピート・アウドルフの庭づくり | |
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著者 | ピート・アウドルフ ノエル・キングズベリー |
訳者 | 永村 裕子 |
企画協力 | 鈴木 学 月ヶ洞 利彦 ►はるはなファーム 鈴木 学さんの会員情報マイページはこちらから |
規格 | AB判 288ページ |
定価 | 本体 5,400円(税別) |
ISBN | 978-4-14-040309-9 |
発行日 | 2024年10月25日 |
発行 | NHK出版 |
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はるはなファーム株式会社 鈴木 学様 HP:http://haruhana-farm.jp/ Gadenet(ガデネット)会員情報マイページ:https://gadenet.jp/haruhana-farm/ |