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生産者に聞いた、ウイルス病予防策
コラム「植物はいきもの」

生産者に聞いた、ウイルス病予防策 コラム「植物はいきもの」

コラム「植物はいきもの」
生産者に聞いた、ウイルス病予防策

知っていますか?
モザイク病、黄化病など、植物のウイルス病は治癒しませんから、他の株への伝染を防ぐため、罹患した株は焼却するなど処分するのが一般的です。特にラン科植物で問題になりますが、人気上昇中のクリスマスローズもウイルス病に気をつけたい植物です。

感染の原因は
ウイルス病の感染経路は、株分けや切り花の際に使う鋏など器具の汚染、アブラムシをはじめとする昆虫による媒介、そして、植え込み材料や鉢の再利用がよく知られています。

対策
使用する器具を加熱する
薬品を使ってウイルスを不活化する
害虫を防除する
植え込み材料や鉢は新品を使う

といった対策で予防しましょう。

意外ですが
潅水によって鉢底から流出する水に含まれるウイルスによる伝染があります。これは枯死した根の組織が壊れ、ウイルス粒子が水に混ざることによって起こるものです。

生産者さんから聞いたヒント
例えば、生産現場の棚の下に植物を置く場合には、棚上に置く鉢の底から流れる水がかからないように注意が必要とのこと。
同じ棚に植物を並べる場合も、二重に重ねた鉢の間にできる空間を利用して、周囲の鉢から流れ出る水に根が触れにくくする方法を教えてもらいました。

ウイルス病にお困りの方は、試してみてはいかがでしょう?

※このコンテンツは、JGN会員向けウェブメディア「メンバーズ・ジャーナル」の連載「植物の知恵袋」から抜粋、編集し直したものです。

コラム「植物はいきもの」について

日々知識の探求に余念のないJGN事務局スタッフが仕入れたテクニックや裏技、豆知識をご紹介します。
植物はいきもの。一概には言えないことがたくさんありますが、それも含めて楽しんで!
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