日本流行色協会の選定によれば、2021年の色は「ゼロホワイト」という白。希望を胸にゼロから考えるという意味が込められているそうです。
白色にクリーンなイメージを持つ人が多いことからもわかるように、色彩は心理的な効果をもたらす道具にもなります。
実はその効果のひとつ、植物によって生み出される自然の配色が、どうして人の心を動かすのか?が、本書を読めば理解できるのです。
さらに、葉や花弁の実物を集めて撮影された、ガーデナーのためのカラーホイール、カラーパレットは、是非ご覧いただきたいページ。
眺めているうちに、難しいという思い込みで敬遠していた白×赤の配色が、至って自然に見えてくるから不思議です。
庭で、寄せ植えで、花器にアレンジする切り花で、誰もが使える植物のカラーガイドとしてオススメの一冊。
ガーデンデザイナー
幼少時から植物や庭に興味を持ち、自宅の庭の一区画でガーデニングに勤しむ。ガーデンデザインだけでなく、広告の分野でもキャリアを積んだ彼の書籍は、一味違う写真や解説の仕掛けが人気を博す。常に新鮮なアイデアと方向性を模索する彼は、パートナーシップを結んだ建築家と共に、中世のファームハウスと庭の修復にも取り組む。
MALCOLM HILLIER’S COLOUR GARDEN マルコム・ヒリアーズ カラー ガーデン |
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著者 | Malcolm Hillier マルコム・ヒリアー |
規格 | 22.3 x 2 x 28.5cm 160ページ |
定価 | £15.99 |
ISBN | 0-7513-0201-5 |
発行日 | 1994年 |
発行 | DORLING KINDERSLEY LIMITED (版により、出版社・ISBN・体裁が異なる場合があります。) |
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情報提供 | JGN事務局 Gadenet(ガデネット) 会員情報マイページ: https://gadenet.jp/jgn/ |