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カルシウムの葉面散布
コラム「植物はいきもの」

カルシウムの葉面散布 コラム「植物はいきもの」

コラム「植物はいきもの」
カルシウムの葉面散布

今回は、山野草の生産販売をされているJGNメンバーに教えていただいた、カルシウムの葉面散布について書いてみます。

「葉」から吸収

植物の栄養吸収は根からだけではありません。葉面からも養分やミネラルを効率的に取り込めることが知られており、生育促進や品質向上のための葉面散布は、植物生産者にとっても大切なテクニックの一つです。
なかでもカルシウムの葉面散布は、病原菌の侵入を防ぐ効果の高い手法で、愛好家の私たちも市販のカルシウム葉面散布剤を利用できます。

カルシウム葉面散布のメカニズムと効果とは

◆ 病原菌の侵入を阻害するバリア機能の強化

カルシウムを葉面散布すると、葉の表面にあるクチクラ層(蒸散や微生物の侵入など、外的環境から保護する組織)のワックスが増強されます。これにより、病原菌が侵入するのを効果的に抑制します。

◆ 植物にもたらすメリット

カルシウムの補給がもたらす、病原菌の防除以外のメリットを2つ挙げてみます。

1 視覚的な変化:
葉に光沢が生まれ、葉色が濃くなります。また、葉が厚く、堅くなり、物理的なストレスに強くなる傾向も見られます。

2 カルシウム欠乏症の予防:
カルシウム欠乏症は、

●土壌のpH が低い
●土壌中のカリウムやマグネシウムが過剰
●根痛みによる吸収能力の低下

などが原因で起こりやすくなりますが、根からの吸収が阻害されやすい条件下でも、直接葉から補うことでトラブルを未然に防ぎます。

市販のものを活用すれば、皆さんも始められるカルシウムの葉面散布。農薬に頼りすぎない防除も期待できそうです。
 
 
※このコンテンツは、JGN会員向けウェブメディア「メンバーズ・ジャーナル」の連載「植物の知恵袋」から抜粋、編集し直したものです。

コラム「植物はいきもの」について

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植物はいきもの。一概には言えないことがたくさんありますが、それも含めて楽しんで!
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