北海道内で、緑づくりや花づくりの仕事を続けてきました。仕事の範囲は、園芸から造園、緑化から植生保全、景観からランドスケープ、まちづくりから人づくりまで極めて多岐にわたってきましたが、基本となるのは『植物と人間の居心地のよい関係を作り上げる』ということです。これからも、これにこだわりつつ、みなさんのお手伝いをしていきたいと思っています。 公園・緑地については、街区(児童)公園から国営公園まで、実に幅広く関わってきましたが、特徴的なものとして、花を主体にしたものと、公園に息づく自然を活かしたものの二つが挙げられます。 学生時代、園芸と造園の区別があることが理解できませんでした。植物なくしてなぜ造園が成り立つのか?最も理解できなかった点です。したがって、これまでとことん植物にこだわってきた結果が、このように花を主体にしたものと、自然を活かしたランドスケープに業務が集中したものでしょう。 前の会社(日本データーサービス㈱)時代は、仕事の比率はこのジャンルが圧倒的に多かったのです。開発や土現の土木工事に伴って、植生復元や法面緑化の現場がたくさんありました。道内の様々な地域の植生に触れることができたのは、とても勉強になりました。 もう一つ大きな比率を占めたのが、街路樹等道路緑化の計画や維持管理などです。特に札幌開発建設部や札幌道路事務所管内で構築した道路植樹維持管理システムは、IT関係が強いNDSならではの仕事で、現地の情報をすべてデータベース化し、単なる作業量の把握だけでなく、業務発注書式の作成まで管理できる画期的なシステムでした。これを全道標準にすれば、植樹管理の効率化が飛躍的に図れたのになぁと、今でも残念に思います。 都市公園においても、自然が残されているところの保全や再生、活用を図るケースが多かったのですが、思い切り自然地域での仕事も結構やっています。 究極の仕事が渡島大島における環境保全でしょう。一つの仕事に20年以上も関わり続けるというのは、この世界では極めて珍しいことですが、やり始めた頃は30代の元気盛りが、今や還暦となると、早く終わって欲しいと願わざるを得ません。 環境省における釧路湿原の仕事も、自然再生事業の始まりにおけるトピック的な仕事だったかも知れません。 |
北海道新聞の札幌市内版『さっぽろ10区(トーク)』に連載している『さっぽろ植物記』を道新さんのご厚意により、一週遅れで『青柳庵日記』に掲載させていただいています。 |
有限会社 緑花計画 | |
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