宿根草や球根植物の育種・生産、そして切り花で全国に知られる「三宅花卉園」。今回は、普段は立ち入ることのできない貴重な圃場(ほじょう)を、特別にご案内いただく見学会を開催します! 世界初のアルストロメリア・スポットレス系や八重咲きのアマリリスなど、数多くの名品を世に送り出してきた育種の第一人者、三宅 勇さんご本人の案内で植物を間近に観察。育種のために収集された珍しい原種も。 |
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温室内見学<イメージ>
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三宅 勇さん(右)・泰行さん(左)
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| ◆ 「土の力」を信じる栽培の実践
化学農薬・肥料に頼り過ぎず、微生物や有用菌の力を借りて植物の生命力を引き出す、こだわりの土づくりを伺います。 |
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こだわりの土づくり<イメージ>
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こだわりの土づくり<イメージ>
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| ◆ この日だけの「特別なお買い物」
通常は圃場での一般販売を行っていない三宅花卉園にて、球根を特別に購入いただける予定です。
三宅花卉園の球根開花例<イメージ>
►参加申し込みはこちらから |
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アルストロメリア・リグツ系
八重咲アマリリス
三宅花卉園ではアマリリスやアルストロメリアなど多くの植物の育種を手がけてきました。そして、花の美しさを追求するうちに未知の原種(遺伝子源)の収集にも力を注ぐようになりました。初めて出会う原種の新鮮な魅力、その原種から新しい生命(新花)を創りだしたときの喜び、花創りは秘められた夢とロマンがあります。 私達は花を通して人々に感動を伝え、日本人が古来育んできた感性や美意識をベースにした育種をしたいと願っています。アルストロメリア”ミヤケストレイン”やリューココリーネの”ディーセント”シリーズなどはそのコンセプトです。日本人の感性が、フラワービジネスの未来をリードできることを願いつつ……。 三宅花卉園では、様々な花の育種をしてきました。 花に顔を近づけピンセットで交配する作業を、長い時には数週間にわたり行います。 育種を続けていくうえで、農薬を使わないということは、私たちにとって大変重要なことでした。
リューココリーネ’ジャパンブルー’
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下記詳細をご確認の上、決済ボタンをクリックしお申込みください。 |
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| 2026年3月14日開催 JGNナーセリーツアー 【特別公開】三宅花卉園見学会2026 ~育種のプロ・三宅 勇さんに学ぶ、宿根草と球根の世界~ |
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| 解説 | JGN創立メンバー 三宅 勇氏 |
| 開催日時 | 2026年3月14日(土)13:30~15:30 ※雨天決行 |
| 開催場所 | 三宅花卉園 〒297-0002 千葉県茂原市千町796 ※本イベントに関しては、JGN事務局へお問い合わせください。 |
| アクセス | 参加申し込み時に、ご利用の交通をお知らせください。
1 電車+タクシー 2 自家用車 |
| 定員 | 10名 |
| 参加費 | JGN会員:1,000円 一般:2,000円 学生(30歳以下):1,000円 ※参加費に交通費は含みません。各自ご負担ください。 |
| クレジットカードでのお申し込みについて | ※現地集合型イベントですが、事前のお申し込みをお願いしています。 ※参加費のお支払いをもって、お申込み受付となります。 1 クレジットカードで参加費をお支払いの方は、以下の緑色の決済ボタンから該当するものを選び、クリック・タップしてください。 2 お手数ですが、複数人数のお申し込みは1名様ずつ決済手続きをお願いいたします。 3 緑色の決済ボタンをクリック・タップ後は、『ログインしないで決済へ』からお手続きください。
※ご決済入力の一番最後「JGN事務局への通信欄」に、 1 電車+タクシー ※クレジットカード決済は、㈱ROBOT PAYMENTの決済代行・決済システムを使用しています。以下「個人情報の取り扱いについて」にも記載がございますので、ご参照ください。 ※決済システム(㈱ROBOT PAYMENT)より、iCloud メールには決済完了メールが届かない現象が起きているとの報告がありました。お客様には、iCloud メール以外のメールアドレスをご登録いただけますようお願いいたします。 ※@gardenersnet.or.jpからのメールが受信できるよう設定をお願いいたします。 |
| JGN会員 | |
| 一般の方 | |
| 学生の方 | |
| クレジットカード以外のお申し込み | ※クレジットカード決済が出来ない方はEメールwebmaster2@gardenersnet.or.jpにてイベント名、氏名、電話番号を記入のうえ、お申込みください。お振込み先をご案内いたします。 ※ご入金を持って受付とさせていただきます。 ※お申込みが完了した方には、詳細を改めてメールでご案内いたします。 ※@gardenersnet.or.jpからのメールが受信できるよう設定をお願いいたします。 |
| お申込み締切 | 2026年3月11日(水)15:00に決済または振込み完了 |
| キャンセルについて | キャンセルは2026年3月11日(水)15:00まで承ります。 ※3月11日(水)15:00以降のキャンセルは、参加費全額をお支払いいただくこととなりますので、予めご了承ください。 ※3月11日(水)15:00までのキャンセルは、クレジット決済の場合は全額、振込の場合は、振込手数料を差し引いて返金させていただきます。 |
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![]() 三宅 勇さん(右)・泰行さん(左) |
球根切花を生産し、アルストロメリアやアマリリスなどの育種家としても世界的に知られている、三宅花卉園の三宅 勇さんを訪ねた。田や畑が広がる千葉県茂原市の一角に、三宅花卉園のガラスとアクリルの大きな温室が連なっている。栽培圃場は、温室が約7,000㎡、露地が休耕地を含めて約10,000㎡にのぼる。
三宅花卉園と聞くと、まずアルストロメリアを思い浮かべる方が多いのではないだろうか。アルストロメリアの花が元来持っている斑点や縞模様を、交配を重ねることによって世界で初めて取り除き、スポットレスシリーズ 1 を生み出した。花は魅力的だが、斑点がどうも・・・といった層にも受け入れられたのだ。作り出すのが困難な純白のスポットレスが咲いたときには、とても感激したと話す。すっきりとした甘い香りのあるアルストロメリア・カリオ系 2 の作出にも成功した。
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現在人気がある八重咲きアマリス 3 の多くは、三宅さんが作り出したもの。その他にも、黒赤系で光沢感があり、インパクト抜群のオリジナル品種‘ボルゥロード’ 4 や、白地に赤い網目模様とストライプが目を引く原種レティキュラータム 5 など、バラエティに富んだアマリリスを生産している。
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三宅さんは、29歳のときにサラリーマンをやめ、切花栽培で身を立てることを決意した。野菜農家だった奥様貞子さんの実家を引き継いだが、野菜ではなく、花を作るための温室を建てたときは、親戚に心配されたという。それでも、持ち前の熱意と努力で、球根切花生産を軌道に乗せ、その先駆者として市場にも認められていく。最大の危機は、約20年前に訪れた。アルストロメリアのほとんどがウイルスにかかってしまったのだ。熱処理でウイルスを無毒化して事なきを得たが、それ以降、温室にウイルスを媒介するアザミウマ侵入防止のための網を張ったり、青い誘引粘着シートを吊り下げたり、さらに予防に力を入れている。
ここでは、花径約1.5cmで光沢のある白い花弁の先端にスカイブルーのグラデーションが入る希少な原種ゼフィラ・エレガンス 6 や、流通することが稀なつる性のアルストロメリア科植物ボマレア・エデュリス 7 、直径1.5~2cmの黒い花をつけるソラリア・アトロパープレア 8 など、球根植物を中心に多種多様な植物が育てられている。
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無農薬・有機栽培を目指して、ほとんど農薬を使っていないと言う。温室内には、オンシツコナジラミを呼び寄せるバンカープランツとして、トマトの株を入れている。用土も「売り出せるぐらい良い土」と語り、妥協はない。土壌中の湿度をなるべく一定に保つために、ぼかした籾殻を混ぜたり、病原菌フザリウムの抑制のために放線菌を添加したり、土中にアミノ酸を分泌する光合成細菌を添加するなど、微生物の力を借りて良い土をつくる。植物が健全に育てば、耐病性が高まることにより農薬はほぼ使わずに済み、消費者は安心して切花を楽しめるのだ。また、茂原市は千葉県内でも夏場特に気温が高くなる地域だが、アルストロメリアの栽培温室では、暑さ対策として光を犠牲にしても遮光し、ミストによって温度を下げる工夫がなされている。
切花栽培を始めて間もなく、「人と同じことをやっていてはダメ」と、アマリリスやアルストロメリアから育種を始めた。育種は、忍耐と情熱が必要、と話す三宅さん。細かく観察し、イメージを描きながら、僅かな時間を見つけては授粉、ラベル付けなどをおこなってきた。さまざまな遺伝資源を持つ原種の収集も重要だ。1 品種をベースにして交配を重ねながら、様々な色のバリエーションがあるシリーズを生み出すには、最低でも10年はかかる。それでも、新花を作り出したときは、苦労も吹き飛ぶと言う。リューココリーネ‘粧’ 9 は、淡いピンク地に薄紫の細いストライプが入った、日本人好みのやさしい色彩が魅力的だ。草丈は40~60cmになる。グラジオラス‘2566’(仮) 10 は草丈が約60cm、中心部分が広く淡い紫色で周囲がサーモンピンクのパステルカラーの花をつける。正式な品種名はまだつけられていない。本誌上では、ごく一部しか紹介できないのが残念だ。
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これからの目標を伺うと、二代目の泰行さんが答えてくれた。アマリリスで黒の八重、グリーンの八重を作出したい、リューココリーネでグリーンやバラエティ豊かなものをつくりたい、アルストロメリアの紫を作りたい、と夢は尽きない。また、育種目標として、豊産性、早生で継続性があるもの、色や形に新規性があるもの、耐病性、耐暑性があるものを生み出したいと話す。
紙媒体のNURSERIESでは誌面の都合で紹介しきれなかった、栽培温室の様子と魅力的な植物たちを紹介する。
上記のとおり、栽培温室ではさまざまな工夫がなされている。A は、バンカープランツとしてアルストロメリアの栽培場所に置いてあるトマトの株。B は、暑さ対策として遮光率を高くしている状態。さらにミストを撒くためのチューブも設置されている。これらによって温度を下げ、高温による株の消耗を抑えている。
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以下、三宅花卉園の魅力的な植物達の一部を紹介する。
C アマリリス マゼンタフラッシュ![]() |
D アマリリス ホワイトピコティロータスタイプ![]() |
E アマリリス フルダブルピンク![]() |
F アマリリス ‘桃姫’ (ミニ)![]() |
G アルストロメリア ‘シンプルパール’![]() |
H アルストロメリア ‘歌舞伎’![]() |
I アルストロメリア‘イエロープリスタ’![]() |
J リューココリーネ‘ディーセント’![]() |
K リューココリーネ‘ジャパンブルー’![]() |
L リューココリーネ 八重咲き![]() |
M グラジオラス・オーキッドフローラス![]() |
N グラジオラス 切り花ミックス![]() |
ガーデニングは高尚で癒しをもたらしてくれる、楽しくやるものだ、と話す三宅さん。自宅の庭造りにも余念がない。池がある箇所は、モネの庭みたいな雰囲気にしたい、と楽しそうに語ってくれた。生産の中心は二代目の泰行さんに譲ったが、交配への熱意は盛んだ。今度はどんな植物を世に送り出して我々を驚かせてくれるのだろうか?
( 取材:JGN事務局 )