コーティング肥料 見た目は一般的な化成肥料と似ている
コーティング肥料とは? これまで取材した花卉生産者さんの多くが使用していたのは、主にポリオレフィン系樹脂と無機鉱物などを材料に特殊加工した膜で、粒状の硝酸系化成肥料を被覆したコーティング肥料。 微生物が被膜を分解して、植物がよく生育する気温が高い時期には肥料成分を多く溶出し、低い時期には溶出が抑えられるので、肥効期間が長いのが特徴です。 一度施肥すれば長く持つため省力化につながり、一度に成分が流出しないので土壌からの流亡も抑えられ、周囲への影響も軽減されると考えられているのです。最長1年間、効果が持続する種類もあります。 テスト結果は 【施肥の作業が軽減】 【肥料切れによる成長の鈍化を回避でき、安定した生育が持続】 注)いくつかの植物には、生育が活発な時期に有機肥料も併用しました。 |
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鉢植え用土の表面にばら撒いたコーティング肥料
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スイレンの肥料切れも心配無用
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| 環境によります 植物の種類や育てる環境によっては、効果的でない場合もあるかもしれませんが、私が自宅で育てている鉢植えに使うのであれば、コーティング肥料は有望な選択肢の一つではないかと感じました。 コーティング肥料の被膜材料によっては、肥料成分が溶出した後の被膜殻の残留や流出が、環境汚染の原因となっていることも留意しなければなりません。 ※このコンテンツは、JGN会員向けウェブメディア「メンバーズ・ジャーナル」の連載「植物の知恵袋」から抜粋、編集し直したものです。 |
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