苔のテラリウムですら、枯らしたことがあります。小さな瓶を眺めて癒される日々は終わりましたが、それでも懲りずに、手の届くところに緑が欲しいと思います。 ガラス容器などの限定された場所で植物を育てる、テラリウム栽培。本書によれば、19世紀半ば、アマチュア園芸家に起きた偶然から始まったのだとか。 大気汚染の街、ロンドンの庭でうまくいかなかったシダの栽培を、本当は、蛾の観察用だったボトルを使って成功させたと言うのです。ボトル内の水分が周期的、かつ自然にリサイクルされているのにも気づいたというオマケもついたエピソード。 「Planting a Terrarium ~Tools and Equipment~」では、見慣れた支柱用細竹にフォーク、スプーン、糸巻をひもでくくりつけた、手作り感満載の道具を披露。 作り方のページに登場する容器は、様々な大きさのジャー、ワイングラス、金魚鉢、ボトル、バスケット、皿状の容器、そして自作可能なキットの紹介もと、バラエティ豊かです。 自分だけの小さな植物ワールド、テラリウム。試してみるハードルは、案外低いかもと思わせてくれる一冊です。 INTRODUCTION 女性誌編集者としての多忙な生活から、14世紀のファームハウスで夫と7匹の猫と暮らす毎日へスウィッチ。カントリーサイドの家と庭は、多くの人々に刺激を与え、共感を呼ぶ。植物の育て方やスタイリングに関する専門知識を、週刊誌や単行本に執筆。 |
Terrariums | |
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著者 | Pamela Westland |
規格 | 22.6 x 1.6 x 22.2cm 96ページ |
定価 | £8.95 |
ISBN | 1-85076-452-2 |
発行日 | 1993年 |
発行 | The Apple Press (版により、出版社・ISBNが異なる場合があります。) |
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