NURSERIES vol.27
株式会社ゲブラナガトヨ

NURSERIES vol.27 株式会社ゲブラナガトヨ

NURSERIES vol.27 株式会社ゲブラナガトヨ 荒井芳夫さん(ポインセチアの温室内にて)
荒井芳夫さん(ポインセチアの温室内にて)
新品種育成と良質な苗を生産するナーセリー

 花苗の生産・育種で知られ、魅力的な植物たちを世に送り出しているゲブラナガトヨに興味を持っていたところ、取材が実現し、茨城県南部の利根川沿いに位置する本社と圃場を訪れた。水田が広がる一帯に温室が立ち並び、その中には、カリブラコアやペチュニアをはじめ、色とりどりの花々が咲いていた。代表の荒井芳夫さんによると、長野県の八ヶ岳にも約6,000坪の敷地があり、冷涼な気候と高い晴天率を生かして苗や青果物を生産。カメラを設置して、天候など圃場の様子を茨城県の事務所にいながら確認できるように整備、現地のスタッフとビデオ通話でやり取りしながらきめ細かな管理をおこなうなど、先進的な取り組みをおこなっている。

オランダ留学で学び、ゲブラナガトヨへ

 ゲブラナガトヨの前身は荒井さんの父親が1962年に創業した長豊花園で、花苗やサボテンの栽培から始めたが、当時は園芸店やホームセンターなど売る場所がなかったため、リヤカーに苗を積み、利根川を渡って遠く離れた駅まで売りに行っていたという。

 荒井さんは24歳の時、父親の仕事を継ぐことを決意。シクラメン農家で研修後、温室を建ててシクラメンやリーガーベゴニアの生産を始めたが、間もなくポインセチアの生産に切り替えた。就農10年目の34歳のときには、単身オランダに渡って研修。そこで営業の必要性、労働環境の整備、計画性の大切さなどを学んだ。しかし帰国後、父親から広告に金を使うなと言われるなど、オランダで学んだことを家族と共有するには、2年の歳月がかかったという。2000年には、オランダ語で兄弟を意味するGebrを社名につけてゲブラナガトヨとなる。

女性の感覚を意識した育種

 毎年さまざまな品種を世に送り出している荒井さん。生産している苗の70%はオリジナル品種で、「世界で一つの花」ブランドを展開している。育種は1996年頃、マーガレットやカンパニュラからはじめ、今までに約300品種作出してきた。一つの転機となったのは・・・

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