NURSERIES vol.26
掘切園

NURSERIES vol.26 掘切園

NURSERIES vol.26 掘切園 樋口規夫さん(右)と尚貴さん(左)親株が開花するハウス内にて
樋口規夫さん(右)と尚貴さん(左)親株が開花するハウス内にて
品のあるクリスマスローズを生み出すナーセリー

 2月初旬、クリスマスローズの育種・生産で知られる堀切園を訪れた。山形駅から車で30分ほど山道を登っていくと、標高約350mの山あいに合計600坪ほどのハウスが並び、その中の1棟にはおよそ1,500株もの色とりどりのクリスマスローズの親株が咲いていて、冬とは思えない華やかな光景が広がっていた 1 。以前から、展示会や園芸店で堀切園の開花株を見かけ、その上品なクリスマスローズを生み出すナーセリーに興味を持っていたが、大森プランツの佐々木さんのご紹介で、ついに訪問が実現。樋口規夫さんと息子の尚貴さんのお二人に話を聞くことができた。


1 ハウス内で開花しているさまざまなタイプの親株たち
切り花からクリスマスローズ中心のナーセリーへ

 堀切園がある地域は、もともと養蚕や畜産が盛んだったが、規夫さんの父親がリンドウの切り花生産を始めたという。規夫さんは高校を卒業後、長野県にある切り花農家で1年間修業。実家に戻って家業を手伝い、今から32年ほど前、切り花の素材としてクリスマスローズを300株ほど試験的に導入した。水下がりしやすく、切り花には適していなかったものの、「冬に咲くなんてすごい!」と思い、採種してポット苗をつくり始め、やがて、海外からも種子を取り寄せた。まだクリスマスローズが一般に広く知られていない頃、楽しみ方の参考にと考え、ハウス内に樹木とクリスマスローズを植えたモデルガーデンをつくっていたこともある。息子の尚貴さんは、高校生の頃は音楽の道を目指していたが、規夫さんに「花つくりも面白いぞ」と言われて少しずつ意識するようになり、農学系の大学卒業後にクリスマスローズを生産するガーデン&ナーセリーで1年間修業した後、家業を手伝い始めた。いまでは、クリスマスローズの9割ほどは尚貴さんが担当している。

育種で目指すもの

 クリスマスローズは品種の移り変わりが激しく、初心者とマニアが求めるものの開きが大きいと感じているが、堀切園が育種で目指しているのは・・・

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