![]() 工藤清二さん(サンプルガーデンにて) |
東北地方の園芸関係者や趣味家にオススメのナーセリーを尋ねると、必ず名前が挙がるガーデンプランツ工藤。6月中旬、岩手県盛岡市の北約10kmに位置する、東北自動車道滝沢インターチェンジすぐそばの木々に囲まれたナーセリーに工藤清二さんを訪ねた。ビニールハウス9棟と約3,000㎡の露地圃場、さらには、おしゃれなガーデンのような約3,000㎡の見本園 1 が併設されている。販売用の苗が集められているハウス内にはカラフルな花々や樹木の苗が並び 2 、一目見て、植物たちがとても機嫌よく元気に育っているのを感じた。品質の良さは抜群だ。
![]() 1 バラエティ豊かな植物が植えられているサンプルガーデン |
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![]() 2 直販ハウスは、さまざまな植物でいっぱい |
工藤さんは子供の頃から植物が好きで、サボテンをはじめ、さまざまな植物を育てていたという。高校では林学を学び、その後サラリーマンとなるが、趣味で野菜や花を育てるうちに植物にハマってしまったという。次第に花を生産したいとの想いが強くなり、生産について勉強し、ついに40歳のときに脱サラ、ハウス2棟から花苗の生産をスタートした。1年目になんと400種類を育て始め、2年目から販売できる状態になった。チラシで直販を宣伝したところ、果たして売れるのだろうかという不安は払拭され、以後、直販が主体となった。商いが軌道に乗るのに、10年かかったと話す。時代に応じて、ハーブ苗やコニファーに力を入れていた時期もあるという。
高品質の苗はどうやってつくられているのか、栽培管理を伺った。
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