むらかみ農園の土について

土は植物にとって家であり、栄養のもと。元気な土で育つ植物は生き生きしています。種から苗を育てるむらかみ農園では、土のことを大切に考えています。

園芸土には色々な種類がありますが、その多くは木のチップや石を発泡させたものを多く入れて、軽量化を重視したものです。配送コストを削るためや、園芸の作業を簡単にするためです。

しかし本来、自然の土は植物を元気にする栄養分をたっぷり持っています。地球の土台である土は、植物を育てるための大きな力を秘めているのです。むらかみ農園では自然の土が持つ性質を最大限に生かすことができるように、様々な素材をオリジナルの割合で配合しています。

それは長い年月の経験の中で生まれました。机上の研究や計算では解明できない、実際に植物と土と向き合うことによって行き着いたものです。「使ってみたら花の成長が全然違う」という言葉をいただきます。むらかみ農園の元気な土に触れてみてください。

ある日お客様から「ここで買った花が育たずに枯れてしまった」という話をいただきました。申し訳ないという思いと共に、原因を解明しなければと思い、すぐにお客様にお願いし枯れた苗を植えた鉢をお持ちいただきました。鉢を見ると、苗が植えられている土は一目見て花の栽培に向かない土と判断できるものでした。お話を伺うと「土は特にこだわりがないが、肥料は十分に入れている」ということでした。

このお話を伺った時に、私はきれいな花を楽しんでもらうには、苗を販売するだけではなく、育てるために使う良い土もお客様に提供する必要があると気づきました。そこで、これまでの経験を生かしてオリジナル園芸土を作ろうと決めました。

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