植物画と押し花という、植物に関わるアートの世界を牽引するお二人。表現方法は異なっても、植物に新たな命を吹き込み、多くの人々の心を捉えます。植物に誠心誠意取り組んで、植物とアート、人と人を繋ぐお二人に登場いただく、Commentの連載第6回です。
海外の展覧会でゴールドメダルを獲得するなど、世界的に高く評価されている植物画家の石川美枝子さん。ずっと絵を描くのが好きで、美術大学では商業デザインを専攻したものの、緻密な絵を描く方が面白くなったという。図鑑や学習雑誌の植物専門イラストレーターになってからは、正確に植物の情報 植物画を通して、植物と人間との共生について伝えられるようにしたいと話す。海外、特にアジアの植物画家との交流も今後の目標だ。植物画を通して、ネットワークが広がっていく。(JGN事務局) |
押し花をアートの域にまで高め、小さな花で独自の世界を作り出す、押し花作家の大沢節子さん。花好きの母親のおかげで、子供の頃からいつも身近に花があった。インテリアデザインを勉強後、生け花、フラワーデザインを学ぶうちに、花の美しさを長い間とどめておける押し花に興味を持ち、押し花を学ぶ。さらに自分で育てた小さな花でオリジナル作品を創作するようになった。デザインするときはデッサンはせずに頭の中でイメージし、たくさんの押し花から完成させる。作品は風を感じるような動きを特に大切にし、季節感も大事なポイント。花だけでなく葉、茎、根なども活かし、小さな花の押し花の世界を表現した作品がそれまでの押し花のイメージを一変させて評判を呼び、展覧会の開催、本の出版、テレビ出演などが続き、広く知られるようになった。どうしてこんなに小さな花ができるのかと、不思議に思われることが多いが、開花期が終わりに近づくと小さな花が得られる。自分で育てていればこそわかる、植物の恵みだ。 植物を知ると人生が楽しくなると、子供たちにも押し花を教えたいという。美しい花を見て、自然からの恵みを感じて欲しい。 |
► 1「テーマを見つけること」 |
► 1「季節を感じて生活を豊かに」 |
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