株式会社セントスケープ・デザインスタジオ代表取締役・JGN創立メンバー 小泉 祐貴子
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► 小泉 祐貴子(こいずみ ゆきこ) ㈱セントスケープ・デザインスタジオ代表取締役。香り風景デザイナー。京都造形芸術大学非常勤講師。 慶應義塾大学卒業後、㈱資生堂にて人と香りをテーマに研究を行う。その後、日本フィルメニッヒ㈱にて日本および世界を舞台に香水や日用品の香りの開発・マーケティングを担当。独立後は、香りの植栽設計、香りの空間演出、香水コンサルタントなど、幅広く「香り風景デザイン」の可能性を展開している。環境デザイン分野博士(学術)。医用工学修士。 |
近年、視覚だけでなく、嗅覚でも私たちを楽しませてくれる、香りのある植物たちが注目されています。個々の花に顔を近づけて香りを楽しむだけでなく、庭という空間で感じる「香り風景」とはどういうものなのか?香りの植栽設計や空間演出の可能性を追求されている小泉 祐貴子さんにお話を伺います。(事務局)
日本には四季折々に植物が花を咲かせ、季節を告げる香りを漂わせます。例えば、ジンチョウゲ 1。晩冬から早春にかけてのまだ冷たい空気の中に、清冽で優雅な香りを漂わせ、春の訪れを感じさせてくれますね。私も大好きな香りのひとつです。
![]() 1 春の足音を告げるジンチョウゲ |
私は、香りをその場所に、その時間に固有の「風景を創り出す存在」として捉え、香りを意識しながら五感で体験される風景を「香り風景」と呼んでいます。
「香り風景」は空間の捉え方ですから、美しい香りを漂わせる街角のジンチョウゲの周りにも、シャンプーの香りを漂わせるあなたの周りにも、暮らしのなかのあらゆる場面で「香り風景」は存在しうるのです。
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