顔を合わせれば冗談ばかりという旧知のお二人。植物の魅力をわかりやすく、多くの人々に伝えたいという想いは、相手を理解し尊重できるからこそ実現できるのかもしれません。互いに笑顔でエールを送りあう姿が目に浮かぶような、連載第4回Commentです。
「実際園芸」をモットーにまずは自分で育ててみるという金子明人さん。両親の影響で植物に興味を持ち、子供の頃見た植物図鑑はボロボロに。花屋や通販、雑誌の通信欄の種苗交換で集めた珍しい植物が家に溢れた。大学時代にクレマチスと出会い、のめり込む。以後、講演会、植栽や販売の現場、そして園芸雑誌のコメントと、幅広く活躍。花屋の店舗経験から、花束やブーケ作りもお手のものだ。 植物ジェネラリストだが、興味のストライクゾーンは明確だ。八重咲きや花弁のフリルは華やかでも、自身は植物のあるべき本来の姿が好きだという。 例えば、販売されている苗に矮化剤が使われているかどうかや、その植物本来の姿も、自ら育ててみれば分かる。自分でいいと思ったものを広め、園芸の楽しさを明るく伝えたいと話す。(JGN事務局) |
クリスマスローズやダイヤモンドリリー、シクラメンの生産・育種はもちろん、エディブルフラワーでもファンを持つ横山直樹さん。実は、父親の姿に「大変そう、格好悪そう」と思い、農家を継ぐのは嫌だった。しかし、受験失敗を機に単身留学、研修した英国の有名なアシュウッドナーセリーで、植物の奥深さ、面白みを知り、のめり込んだ。 手掛ける植物のすべてを知りたくて、自生地にも出かけ、同じ大地に立って植物の可能性を探る。自らは動けない植物に魅了され、生産、育種へと動かされていると感じている。育種には時間がかかり、将来への不安はあるが「左手にそろばん、右手にロマン」改め、「両手に浪漫」の路線を突き進む。 多くの人々に植物に興味を持って欲しいと願って、取材や講演依頼を厭わず受ける。エディブルフラワー生産も、花のファンを増やしたいという願いの一端だ。(JGN事務局) |
► 1「栽培上手の近道は、枯らすこと」 |
► 1「植物は正直」 |
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