NURSERIES vol.15
ホシノナーセリー

NURSERIES vol.15 ホシノナーセリー

NURSERIES vol.15 ホシノナーセリー 星野 昌司さん(ハウス内で)
星野 昌司さん(ハウス内で)
シクラメンと葉物のナーセリー

 園芸イベントの会場で初めて星野昌司さんに出会ってから約1年。訪問するチャンスが巡ってきたのは3月下旬だった。関越自動車道昭和インターチェンジ近く、標高約430メートルの地にあるホシノナーセリー。畑が広がる地域の中に、巨大なハウスが立ち並んでいた。中に入ると、カラフルな葉の植物たちが整然と栽培されていて、斑入りやカラーリーフ好きにはたまらない光景だ 1 。可愛らしいシクラメンの小さな実生苗もたくさん見られた。

NURSERIES vol.15 ホシノナーセリー ハウス内に並ぶカラフルな葉物植物たち
1 ハウス内に並ぶカラフルな葉物植物たち
コンニャク農家から花・葉物農家へ

 子供の頃から植物が好きで、中学生の時にはツバキなど、花木の苗を中心に通販で入手して育てていたという星野さん。農業高校に進み、大学では果樹の光合成について研究した。父親は大規模なコンニャク農家で、星野さんも卒業後の3年間はコンニャク栽培に従事。でも、もともと花づくりをしたいと考えていたので、シクラメンの鉢花生産を決意して父親を説得、生産農家で研修した。最初は2棟併せて350坪のハウスから始め、自分でトラックを運転して出荷、東京まで運んだそうだ。20年程前に、合計約1,200坪のハウスを新たに建て、一年草や宿根草も栽培し始めたが、花物は開花している短い期間しか出荷できなかった。対して葉物は出荷期間が長いため、15年前からは葉物中心の生産になった。

植物の力を活かしたシクラメン栽培

 ホシノナーセリーでは現在、4cmポットで育てられる超小型のシクラメン‘おやゆび姫’ 2 から、直販用の7寸鉢の大株まで、約50種類以上のシクラメンを栽培している。丸弁で花色が濃い在来品種を多く育てているが、自身で交配したものもある。ホシノナーセリーオリジナルの、ピンク色の花弁でフリルの部分に白い縁取りが深く入る個体 3 は、とてもエレガントで目を引く。

NURSERIES vol.15 ホシノナーセリー Cyclamen ‘おやゆび姫’
2 Cyclamen ‘おやゆび姫’
NURSERIES vol.15 ホシノナーセリー ホシノナーセリーオリジナル Cyclamen
3 ホシノナーセリーオリジナル Cyclamen

 多くのシクラメン生産者が、芽点を増やす作用のあるベンジルアデニンや、葉が伸びて暴れないようにする矮化剤、開花促進作用のあるジベレリンなどを使用して、出荷時に豪華に整って見えるようにつくっている。でも、ホシノナーセリーでは「何も足さない、何も引かない」が基本で、

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